ソリューション

審査システム

中央官庁向け審査システム

 一般的に、企業がシステムを再構築する場合、メインフレーム中心のシステムからオープン系へと移行するとともに、ダウンサイジングを一つの目的となることが主流です。また、ペーパレスによる業務効率の改善及び経費削減も主要課題となっております。この様な課題は、中央官庁におけるシステムについても同様です。

 具体的には、各省庁に対して法人或いは個人が各種の申請を申し出る時に、これまでは書面による手続きが必要でしたが、昨今では、電子による申請にも対応しているケースが増えています。
 この場合、申請を受付け、電子化された書類について、記述方法が正しいか否かを審査する「様式的審査」が行われ、不備が合った場合、再提出が求められます。

 次の申請内容の妥当性を判断する工程である「実質的審査」では、これまで紙ベースで行われていた時には、申請内容を判断するために書面による膨大な参考資料が各審査担当者に手渡されていました。また、審査手続きが進む過程においても、その参考書類は申請書類と一緒に各担当部署に渡って行きます。これは物流的な負担に加え多くの手間と時間が必要となる作業でした。
 当社が手掛けた「中央官庁向け審査システム」においては、「実質的審査」における手続を全てワークフロー化することにより、審査参考書類も含めペーパレス化を図りました。これにより膨大な書類を移動させる負担と審査期間の短縮が実現できました。