ソリューション

仮想化技術

 仮想化とは、サーバ、ストレージ、ネットワークなどITリソースの物理的な構成に拠らず柔軟に共有や分割をすることです。

 仮想化技術は、増加するコンピュータのリソースを上手に整理することにより、ITコストの削減に寄与すると期待されています。

開発事例

サーバ仮想化-大手銀行向け仮想化統合基盤システム

 大手銀行の社内業務システムは、これまで各部門における個々の業務要件に基づいて構築されており、その管理業務のコスト負担は、膨大なものでした。

 当社が手掛けている仮想化統合基盤システムは、これまで利用していたサーバ数百台を数十台に統合しつつ、従来の社内業務アプリケーションに対応するシステム基盤を構築するものです。これにより、今後のIT投資額は、従来のシステム構成における投資額と比べ初期投資及び保守運用コストが大幅に削減されることになります。

開発事例

デスクトップ仮想化-大手銀行向けデスクトップ仮想化システム

 昨今の社内システムに対する企業の統一的な課題として、セキュリティの向上やJ-SOXにおけるIT全体統制への対応、また、日常業務の効率化によるコスト削減があります。

 これまでは、業務上の利用者の各PCでOS、各種アプリケーション、データを管理していました。このため業務で利用するアプリケーションの他にも、フリーソフトをダウンロードするなど、社内のセキュリティルールを遵守しながらも、利用するアプリケーションの種類は様々で、利用者任せとなっており、社内システム全体を管理するIT部門の業務負担となっていました。また、情報漏洩リスクなどコンプライアンス上の懸念事項でもありました。

 これらの課題を解決するのが、デスクトップ仮想化です。

 サーバ内に構築された仮想PC上に各種OSやアプリケーションを搭載し、業務上の利用者は、各PCからサーバにアクセスし、必要なアプリケーションを利用します。これにより、PCとアプリケーションの一元管理が可能となり、IT部門の業務の効率向上とコンプライアンスリスクの低減につながります。